TECHNOLOGY
- 技術紹介 -

ZNX-7® [ゼットエヌエックスセブン]

パテには収縮する性質がありますが、ZNX-7®は+イオンの働きを利用し、パテが硬化していく過程で基材との密着性を格段に高める技術です。
これにより、基材とパテの間に空気や水、電解質等が侵入するのを防ぎ、補修箇所からの錆の発生を抑えます。

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マイクロバブルス

エバーコート製品にはマイクロバブルスを配合している製品が多くあります。通常パテはレジン(樹脂)とタルク(充填材)を配合して作られます。
その粒子を例えるなら高密度のゴルフボールと言えますが、マイクロバブルスはピンポン玉のような形をしており中身は空洞になっています。
この独自技術により、軽量化、削り易さ、サンドペーパーの目詰まり解消による長持ち、加熱の減少、放冷性の向上が可能になりました。

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下地処理工程の大幅な短縮

エバーコート製品を使用した下地処理工程は、一般的な下地処理に比べて工程を短縮できるため作業効率が上がります。
さらに副資材関係の使用量も削減できるため、コスト削減にもつながります。

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硬化剤の量について(イーグリップを除く)

硬化剤は主剤の重量に対して2%の重量を使用します。パテ使用後の一番の問題は収縮(ちぢみ)の問題です。
しかし、収縮の問題は硬化剤の量を正しく配合することで解決できます。必ず規定量を配合してください。
硬化を遅くしたいときや夏場には、硬化剤は主剤の重量に対して1%の重量を使用します。硬化を速くしたいときや冬場には、硬化剤は主剤の重量に対して3%の重量を使用します。

硬化剤が少ないと・・・

  1. 硬化しない。
  2. パテ痩せが著しく発生。
  3. 密着不良。

主剤と硬化剤を十分に混合しないと 同様の現象が発生します。



硬化剤を入れすぎると・・・

  1. 硬化剤が表面に残り、削りにくい。(サンドペーパーが絡む)
  2. 硬化が速くなり盛れなくなる。
  3. 硬化後柔らかい。

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  • 日本製のパテよりも比重が軽い為、見た目で硬化剤を配合すると最大重量比3%を超えてしまうケースがあります。必ず計量機で計測し配合して頂くことを推奨致します。
  • エバーコートの場合、タック(ベタツキ)が発生している場合は硬化剤が多いケースがあります。又ペーパーが絡む場合、乾燥機に当てた直後の余熱がある時点で研磨している可能性があります。硬化剤が多いとタックがでます。入れすぎには注意してください。
  • 冬場は硬化剤を1%~3%にし赤外線等を使用し強制乾燥お勧めいたします。 その場合外気温により異なりますが、60℃5分+放冷5分で実施してください。必ず放冷を行ってください。